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フリーランスになって一年経って

仕事形態をフリーランス一本にしてから4月1日で丸一年経ちました。フリーランス歴の長い諸先輩方は沢山いるのですが、一年目の今だから書けることもあると思うので、一年経った今どんな状況なのかツラツラと書いてみました。項目は順不同です。

今の状況

Webデザイナーと言う肩書きで、デザイン、コーディング、ディレクション案件を受けてます。今のところ9割受託です。受託のみというのは不確定要素が大きく、また”仕事を受ける”立場上、自由度も制限されます。この先は今の体制を変えてくつもりですが、取り敢えず最初の一年は予定通りです。まだ今後の展開がハッキリ定まってなかったので、後々動きが取りやすいようにスポット的な案件のみとしていました。

仕事の依頼元

  • 勤めてた職場から
  • 知人から
  • Webサイトから

収入源、つまり仕事の流入元は複数ある状態を意識してます。

何社か転職しましたが、円満退職でしたのでそこから仕事の依頼がくることがあります。また、派遣でスポットで入った会社から契約終了後に対個人として仕事受けたりしてます。

「知人から」は交流会やイベントなどで知り合った方です。その場で直ぐに話を貰えるケースはないですが、何かのタイミングで仕事の相談がきます。
仕事を依頼する要因のひとつに”知っている人”というのは結構大きいと思います。自分の場合も、何か仕事を依頼するときまず身の回りの人から当たります。…とは言えやはりビジネスなので単純に知人であるだけでは仕事はもらえません。「この人ならお願いできる」と思ってもらえるにはどうすればいいのか常に意識してます。

「Webサイトから」はブログ経由で同業の方からの依頼が多いです。今のところエンドユーザー向けにコンテンツ発信してないので、妥当なところでしょう。
一時期仕事用のサイトで顧客向けに記事を書いてたのですが、仕事量が増えて更新できなくなってきたので今は止めてます。そのように戦略的にサイトを活用することも必要だと思います。

直接顧客から仕事を受けると一度サイト制作が終わると運用管理でもしなければ次の仕事が殆どありません。一方、代理店や制作会社と繋がってると不定期ではありますが継続して仕事がもらえます。
どのような付き合いがあるかで、仕事の頻度や規模なども変わってきます。

請け負った仕事

  • サイト制作
  • LP制作
  • コーディング
  • WebシステムUI設計
  • アプリデザイン
  • ロゴ制作
  • 印刷物(名刺・フライヤー)作成
  • 執筆

一年目は自分が対応できる仕事は全て受けてました。(こちらの見積もりと合わない場合やリソース的に厳しいはお断りしましたが)
デザイナーという肩書きで案内してるのでデザイン案件の割合が多かったです。ただ、自分のスキル的にデザイン中心に勝負してくのは厳しいなと感じてる今日この頃なので、その辺りの方向性を調整中です。

仕事の分野を大きく二分すると「広く対応」か、「ひとつの分野に特化」かに別れます。全ての分野のスキルが高くて、一人で何でもこなせる「万能型」が理想ですが現実的にそれを目指すのはかなり厳しいです。(時々、それができる超人もいるのですが…)

「広く対応」では、対応できる案件が広いので機会は多いです。ただし、器用貧乏になってどれも中途半端なスキルになってしまう危険性があります。

「ひとつの分野に特化」は、ひとつの分野に集中できるのでその分野に対する造詣も深く、仕事も指名で取れるようになってくるとかなり優位でしょう。デメリットは案件の幅が狭く、同業の中で抜きん出ないと差別化は難しいです。

これはどちらが良いとかではなく、自分のスタイルに合わせて仕事を取るようにするか、取りたい仕事に合わせて自分のスタイルを変えるか、やり方次第だと思います。個人的には対応する分野を選別して一つ一つのスキルを高める方向にシフトしてます。

収入

受託のみで動いてるので安定はしませんが、平均すると社員として働いて頃よりはいいです。と言ってもそのうちの一部は経費とかで出てくので単純に収入が多いからいいと言えるものでもありません。しかも去年一年が良かったから今年も大丈夫かはまた別の話なので収入に生活が左右されないように気を付けてます。

収入に関してはもっとシビアに捉えていかなければならないのでしょうが、今は「お金」よりも「時間」を優先してるのでかなり受け身な状態ではあります。今のところ順調に行ってるので勘違いしそうですが、客観的には危ういところです。一年仕事がもらえ続けたのも機会に恵まれ、「運がよかった」と言っても過言ではないと思ってます。ただ、どんな機会にも対応できる準備は整えておくようにしてます。今後は「運」の要素を減らしても収入が得られるようにしてくのが課題です。

ちなみに悩みどころの価格設定は下記の記事が参考になります。
シゴタノ! フリーランスが損をしないような価格設定をするために必要なこと

用意・購入したもの

フリーになって用意、準備したものをザッと。アプリケーションなどは省きます。

開業届の提出
税金上メリットが大きいので青色申告で。
国民健康保険の加入
今は文芸美術国民健康保険に加入してます。
国民健康保険を安く節約|フリーランス必見、文芸美術国民健康保険 | フリーランスWEBデザイナーの仕事
銀行口座
お金の管理上分けたほうがいいです。あと屋号口座開設が可能でネットで入金や通帳確認できるところが便利です。三井住友銀行を使ってます。
クレジットカード
こちらもお金の管理上個人のとは分けたほうがいいです。僕はフリーになってから作りましたが、審査が厳しい会社のカードを作りたいのであればフリーになる前に作っておくほうがいいと思います。
印鑑
書類系や封筒に。封筒などは屋号入りのを作ってしまう方がラクかも知れません。
チェア
長時間作業するのでそれなりにいいものを買いました。ちなみにSteelcaseのLeapです。
WiFi
打ち合わせや気分転換で外で作業することが多いので必須です。
MacBookAir
打ち合わせで便利ですし、外出時に突然の対応もあったりするので外で作業できるラップトップはほぼ必須です。
書類系ひな形
見積もり書とか請求書とかのフォーマット。
名刺
言わずもがな。
サイト
集客ツールのひとつとなります。それだけではなく、「何ができるか」の情報を伝える役割もあります。名刺だけではどんなことができるのか相手には伝わらないので具体的な情報を見せられる場はあったほうがいいでしょう。同様に一般公開はしてませんがポートフォリオも用意してます。

作業環境

基本的には自宅で作業してます。作業上の不便はないのですが、多くの方が言うようになかなか集中して作業するのは難しいです。数ヶ月して慣れてきた頃から特にそう感じます。なので時々外やコワーキングスペースで作業するようにして気分転換してます。

コワーキングスペースは横浜のタネマキを頻繁に利用してます。ここの繋がりで仕事を依頼したりされたりもあるんですけど、情報交換や、単純にモチベーションが上がったりプラスとなる部分は多いです。

一日のタイムスケジュール

すしぱくさんのブログでリクエスト受けてたので、それと合わせて記載します。

time schedule

規則正しい生活を続けるのは難しいと感じてます。これは人によるのですが、特に自分は意思が弱いので定期的に生活リズムが乱れます。少し前までは6時に起きてたのですが、最近は7時になってます…。

9時から18時を仕事のコアタイムとして、仕事が多い時はそのまま夜まで仕事します。それ以外の時はネットや勉強、ブログを書いたり、タネマキの部活という名の勉強会に参加してます。
ただし、仕事時間は思うようにコントロールできてないです。仕事をする相手にもよってくるのでしょうが、比較的夕方から夜にかけての連絡が多いので、夜遅くまで作業することが多々あります。その分午前中を勉強や情報収集に使ったりと調整することもあります。ここはもう少し改善したいと思っているところです。

最近生活の9割がWeb関連です。好きでやってるのでストレスはないのですが、それだけでは世界が狭くなくなと感じてるので他のことにも時間使おうと思ってる今日この頃です。

その他のフリーランスの方やWeb制作者・ブロガーの方のタイムスケジュールは下記からご覧になれます。
ここに勝ち抜くヒントが!?気になるあの人達(ブロガー、Web屋)のタイムスケジュールをまとめてみました


メリット&デメリット

実際に感じたメリット・デメリットをツラツラと。

メリット

全て自分で決めれる
時間にしろ受ける仕事にしろ自分の判断で決めれます。
意識が高くなる
会社員の時の自分はそれなりの立場にいた時に、どこか甘えがあったのですがそれがなくなりました。大海に放り出された感じで自分の未熟さを痛感しました。そのおかげで向上心が保てます。
誤解のないように言っておくと、会社で働いてる人の意識が低いと言ってるわけではないです。意識の高い人は環境に依りませんので。単純に自分は社員であった頃に甘えがあったという話です。
結果がダイレクトに帰ってくる
自分で仕事した分がそのまま返ってきます。裏を返せば手を抜けないプレッシャーはありますが、どれだけ頑張っても評価されないということはありません。

デメリット

時間に縛られる
今の受託中心の形態では全て自分が対応しなければならないため納期前とかおちおち飲み行ったりできません。
不安定
受託という形式なので当然仕事の量は読めませんし収入は安定しません。
自制が必要
自由ということは裏返せば自分で全てコントロールしないとならないということです。誰かが戒めてくれることもないので自分で自分の管理をしないと堕落します。
自分で動かないといけない
会社のように自然に情報が入ってきたり、技術を教わることはありません。自ら行動しないと情報も技術も手に入りません。

メリットとデメリットは表裏一体という感じです。人によってメリットと感じる部分とデメリットと感じる部分は違うでしょう。よく「通勤しなくていい」と言われますが、自分の場合は通勤時間は情報収集の時間に当てたりプライベートと仕事の切り替えができたので、そこのメリット高くはないです。大雪や嵐の日に出勤しないでいいのはメリットかもしれませんが。

どんな仕事であれメリット・デメリットはあるので、一部の面だけ取り上げてどちらが良いと判断はできません。

フリーランスになるにあたって意識したこと

実は2年前に転職しようとしてた時期があり、その時に「仕事を回すからフリーになれば」というを話を持ちかけられ数ヶ月フリーランスをやってました。しかし結果的にこの数ヶ月は失敗でした。
その人が”単価を安くして沢山請け負う”と言うスタンスで、制作をする側としてはこのやり方では続けていけないと思い一度その体制を止めて派遣で働き始めました。
その頃から交流会やイベントによく出席するようになり取り敢えず多くの人に自分を知ってもらうようにしました。仕事を依頼したいと思った時に、その候補に自分が入ってないことには機会すら得ることができないので。また、blogを第三者を意識して書くようになったのもこの頃からです。

ただし、そこまでがっつり戦略的に動いたわけではなく、地道に種を撒いてそれが芽を出してくれば良いなというくらいの意識でやってました。もっと効率的にやる方法もあるのですが、その辺は性格でしょう。

派遣の仕事は定時できっかり帰れたので、その後や土日に個人での仕事を請け負うようにしました。個人の仕事がそれなりにくるようになったタイミングで完全にフリーとしてやる形にシフトしました。

そういう訳で、それなりに見通しがたってからフリーランス一本にシフトしました。

幾つか本も読みましたが、特に自分が影響を受けたのが「はじめの一歩を踏み出そう―成功する人たちの起業術」です。「起業」向けの内容ですがフリーランスでも学べる点が多いです。
フリーランスになると制作以外のことも考えていく必要があるのですが、その指針にこの書籍が役に立ってます。

今はひとつひとつの仕事をしっかりこなせば、また仕事を依頼してくれるだろう、という理念の基に成り立ってます。
実際そのケースで去年一年は途切れることなく仕事の依頼がきました。この理念に確証は全くないのですが、今は躍起になって仕事を増やしたい考えではないのでしばらくこのまま行く予定です。

僕は短期的に目標を立てて、定期的にその目標と現在の位置を確認して今後の目標を調整してます。従って、昔と現在ではやりたいことも方向も変わってきますが、その時その時に考えた道に進むのが自分のやり方にあってる気がします。

終わりに

こういう業種なので周りにはフリーになりたいという方は多くいます。僕もフリーになる前には諸先輩方からいろんな話を聞きましたが、全く同じようにやったとしても、その人の性格やスキル、環境やタイミングで結果は異なってきます。あの人が成功したから自分も同じようにやれば成功するとも限りませんし、その逆もしかりです。結局はいろんな情報の中から自分がこれと思うものを選択し実行してその結果を積み重ねていくだけだと思います。
そういう訳でここに記載した情報もひとつの参考にしてもられば幸いです。

こうして無事に一年迎えることができたのも周りの方の協力や支えはもちろんですが、直接関わってなくともこうしてブログを読んで頂いてる方のおかげでもあると思ってます。
ありがとうございます。

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