デザイン思考を学ぶ。「実践 スタンフォード式デザイン思考」

「スタンフォード式デザイン思考」の書評です。

その言葉から勘違いされることが多いですが、デザイン思考とはデザイナーだけのものではなく、全ての人が身につけられるものです。デザイン思考とは、「問題を解決する方法を設計するための考え方」であり、人々を正しく理解するためのマインドセットです。

  1. 共感
  2. 定義
  3. アイデア
  4. プロトタイプ
  5. テスト
    のプロセスを行きつ戻りつしながら進んでいきます。

デザイン思考のプロセス

0. 問題定義→トピックを決める

どんなトピックをテーマにしてプロジェクトを進めるか決めます。
「目的」や「テーマ」と考えると良いでしょう。
人々の問題に関連することはデザイン思考のトピックに向いています。

1. 共感→問題を見つけるための情報を集める

インタビューを通じてどこに問題があるか情報を集めます。
インタビューをしたら記憶が確かなうちにメモにまとめておきます。
「共感マップ」や「カスタマージャーニーマップ」を書いてもらった場合はそれもチームに共有します。

2. 定義→解くべき問題を決める

インタビューで集めた情報をもとに、解くべき問題を探します。
ここで言う「問題」とはトピックに関連した中で、適切なサイズにブレイクダウンした「ニーズ」や「不便を感じるポイント」となります。

ここはブレインストーミングを通じた作業になります。

問題の探し方

  • インタビュー結果をチームに共有する
  • カスタマージャーニーマップを活用する
  • これがニーズだと思えるものをポストイットに書き出す
  • 動詞を使いニーズを探す
  • ペインポイントを探す
  • インサイトを見つける

リフレーミングする

ユーザーの悩みについて別の視点からも見直してみます

着眼点(POV)のつくり方

POV(Power of View)とはプロジェクトのトピックを実行可能な問題に変換したものです。
次のHMWのベースになります。
「ユーザー」は「ユーザーのニーズ」をする必要があった、なぜなら「驚くようなインサイト」のためだ
上記を埋めるとPOVが出来上がります。

HMW(How might we )でまとめる

解くべき問題を、HMWの形で整理します。

HMWの作り方

  • よいところを伸ばす
  • 悪いところをなくす
  • ひっくり返してみる
  • 前提を問い直す
  • 形容詞を変えてみる
  • ほかのリソースを使う
  • ニーズやコンテキストから連想する
  • トピックスに着眼点を適用してみる
  • 現状を変えてみる
  • 着眼点を分割する

3. アイデア→ブレインストーミングを通じ解決方法を探す

問題を解決するためのアイデアをブレインストーミングで考えます。

ブレインストーミングの心がけ

  1. ジャッジしない
  2. 大胆にいこう
  3. 「Yes,and」
  4. 一度に発言できるのは一人だけ
  5. トピックに集中する
  6. 可視化する
  7. 質より量

出てきたアイデアは似たもので分類して、投票します。

投票の指針

  • 最も成功する可能性が高そう
  • 最もユーザーを喜ばせる可能性が高い
  • 最も画期的

4. プロトタイプ→アイデアを検証できる試作品を作る

アイデアをテストするためのプロトタイプを作成します。

プロトタイプがうまくいってるのか確かめる基準

  1. ユーザーがプロトタイプからどんなことを感じるのか
  2. どうやって使うのか
  3. これがユーザーのニーズを満たすものか

5. テスト→ユーザーテストを通じて評価する

アイデアを評価してもらいます。テストに入る前に判断基準を決めておきます。

テストの前に確認しておくこと

ユーザーテストのポイント

  • テストの目的
  • これから話を聞くのは誰か
  • インビューの相手に事前に聞くこと
  • プロトタイプが出てくるコンテキスト
  • プロトタイプを触ってもらった後に聞くこと

UXや人間中心設計、デザインスプリントなどを学んだことがある人には細かい部分での違いはあるものの、それらと似ていると気づくでしょう。

デザイン思考は特に、社会課題の解決や、新しいサービス・プロダクトを創出する時に役立つと思います。
またデザイン思考の本質を学べば、既にリリースされたプロダクトの改善などにも活用することはできそうです。

本書はデザイン思考のプロセスと、ツールキットと具体的にそれを使ったデザイン思考の進め方の他、ファシリテーションのためのアイスブレイク集や、ティップス、ブレインストーミングを活性化させるための方法も書かれています。現場ですぐにデザイン思考を始められる内容となっています。

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