[書評]jQuery Mobile スマートフォンサイト デザイン入門
ASCII様より御献本頂きました。手に入れたのは2月の頭だったのですが、目を通す時間がなかったので1ヶ月遅れでの書評です。実際読み始めたらそれほど時間とかからなかったのですけども…
ASCII様より御献本頂きました。
手に入れたのは2月の頭だったのですが、
目を通す時間がなかったので1ヶ月遅れでの書評です。
実際読み始めたらそれほど時間とかからなかったのですけども…
jQuery Mobile スマートフォンサイト デザイン入門
jQuery Mobile スマートフォンサイト デザイン入門 (WEB PROFESSIONAL)
前半は基本的な使い方、後半はカスタマイズの方法という構成になってます。
主なターゲットは、HTML、CSSを理解していて
jQuery Mobileは初めて〜カスタマイズをしたい。といった層だと思います。
幾つかの章は、僕も学ばせてもらったASCII.jp:西畑一馬のjQuery Mobileデザイン入門
がベースになってます。
ただ、やはり書籍の方が細かく解説されてますし、
検証環境の作り方や、Theme Rollerの紹介など付随した情報も多いです。
全体的に読みやすく分かりやすいです。
カスタマイズの章は
- CSSでカラーテーマを変更するだけの「プチカスタマイズ」
- jQuery MobileのUIパーツを利用しながら背景やロゴなど細かくカスタマイズする「セミカスタマイズ」
- jQuery MobileのUIをほとんど無視してオリジナルデザインにする「フルカスタマイズ」
の3つに分かれてます。
カスタマイズのサンプルで作れるデザイン
単純にカスタマイズの方法を解説するだけではなく、
サイトの設計から考えて解説してるので実践向きな内容になってます。
jQuery Mobileはどれも似た様なデザインになると思われがちですが、
フルカスタマイズの章まで学べばjQuery Mobileを使ってると気付かないほどデザインを変える事ができます。
先日jQuery Mobileを使った国内サイトがまとめらてましたのでこちらも参考になると思います。
ASCII.jp:jQuery Mobileを使った国内スマホサイトまとめ
また、jQueryMobileのカスタマイズにおいてはCSSを変更するケースが多いので、
それに伴いCSS3の使いどころや書き方も細かく解説されてます。
この点はjQuery Mobileでなく通常のスマートフォンサイト制作においても役立ちます。
今のところ実務での利用がなかったとしても本書に目を通す価値はあると思います。
本書の中で次のように書かれています。
あまりカスタマイズしすぎると逆に手間がかかり、JQuery Mobileを使うより1からHTMLとCSSでサイトを作成したほうが簡単な場合もあります。
JQuery Mobileを利用する場合は、事前にどこまでカスタマイズするかを見極めて、工数の削減が見込める場合に利用するとよいでしょう。
–中略–
本書を通じてjQuery Mobileでできることを事前に把握し、実際の業務での利用範囲を判断するとよいでしょう。
確かにその通りで、jQuery Mobileを使うには最適でないケースもあります。
しかしその判断を下すにも、
何ができて何ができないのか、簡単に実装できるのか、時間がかるのか、
そのようなことを知っておく必要があります。
また、それらを知ることで今後のスマートフォンサイト制作の時に選択の幅も広がると思います。
jQuery Mobileを学ぼうと思ってる方は本書を検討してみてはいかがでしょうか。
最後に、ASCII様にはこの書評をもって献本の御礼とさせて頂きます。
ありがとうございました。
Comment
コメント(0)
コメントはまだありません。
コメントする
Trackback(0)